ロシア・シベリア地方の永久凍土層からイヌ科と見られる動物の赤ちゃんが冷凍保存状態で発見されました。
このイヌ科の赤ちゃんは1万8000年前の生後2カ月でとみられていて、毛皮や鼻、歯などがきれいな状態のまま冷凍保存されていたそうです。
研究者たちがDNAを調べましたがが、イヌかオオカミか見極めができないということで、オオカミがイヌに進化する過程の動物の可能性もあるそうです。
大昔の土層から当時の動物がそのまま発見されるなんてすごいことですね。
なんかロマンがあります。
その他に冷凍保存で発見された動物について調べてみました。
永久凍土(えいきゅうとうど)とは
永久凍土とは土中の水分が寒さで凍った状態の土壌のことで、2年間以上にわたり土壌の温度が0℃以下の地盤のことです。つまりその土地が翌年の季節になるまで土壌が氷点下の状態が続いている土地です。
永久凍土の土地は北半球の大陸の約20%に広がっているそうです。
ロシアやアラスカなどが主なところでしょうか、そういうイメージですね。
日本にも永久凍土は存在します。富士山頂上付近、大雪山頂上付近、北アルプスの立山などに確認できます。
ようするに一年中氷ついた極寒地帯と解釈してよさそうですね。
永久凍土からマンモスが発見されたのは18世紀ころから報告があります。発見された骨格は世界で100体以上を数えるそうですが筋肉や内臓などを残して発見されたものは10体ほどです。
マンモスはよく聞く話ですが他の動物はどうでしょうか。
絶滅したライオンが発見された例がありました。
シベリアの永久凍土から発見された動物たち
いずれもシベリアの話ですが、2015年シベリア東部でホラアナライオンの子供2頭が冷凍保存状態で発見されました。
ホラアナライオンとは約1万年前に絶滅した原始のライオンです。「幻の古代生物」と言われています。
2匹は兄弟とみられ、完全体の形で発見されました。完全体の発見は世界初でした。5万年以上前のもので生後1カ月程度とのことです。
なお、その数カ月後にもさらに一頭見つかっています。
2017年にもシベリア東部で約5万年前のネコ科の動物の赤ちゃんが発見されホラアナライオンの可能性があると言われています、皮膚には傷もなく、四肢は完全に揃っており、まるで眠っているように見えるほど保存状態がよかったそうです。
2019年6月にもホラアナライオンの赤ちゃんも発見されています。こちらも筋肉や内臓、脳などが良好に保存されていたそうです。生まれたばかりのメスの赤ちゃんということもわかっています
同時にオオカミの頭部も発見されました。
オオカミの頭部には脳や筋肉、毛皮や眼球が完全な状態で冷凍保存されていたそうです。約3万年前のもので2〜4歳ほどのものということです。
2018年には4万年以上前の仔馬が見つかっています。
永久凍土から今後どんな幻の動物の発見が?
今回発見されたのはイヌ科の動物とのことでした。オオカミとイヌの間の未知の動物との可能性もあるとか。ロマンがありますね。
このような研究が進んでいくと、動物の進化の過程などが明らかになってくるかもしれませんね。
永久凍土ってすごい!
何万年前の動物がそのままの状態で見つかるなんてびっくりです。
気になって永久凍土から人間が発見されたこともあったのかってのも調べてみたのですが、そういう例は今の所内容ですね。
何万年も前の人間の姿がそのままの状態で発見されたら大発見でしょうね。
古代の人間が実際はどんな様子なのか、非常に興味があります。
と思いつつ、今夜は身も凍るような寒さです。
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