正確な判定を行うために今季からプレミアリーグでVARが導入されました。
しかしその正確な判定を行うためのVRAをめぐり様々な議論が生じています。
苦言を呈する選手もいるようです。
VARとはどのようなルール、システムなのでしょうか。
気になるので調べてみました。
VAR (Video Assistant Referee) とは
VARとはビデオアシスタントレフェリー (Video Assistant Referee) の略称です。
別の場所で映像を見ながらフィールドの審判員をサポートする審判員のことです。
どの試合でもできるわけではなく、IFAB(国際サッカー評議会)の承認を受けた組織やスタジアム、審判員でなければ用いることはできません。
VARの役割はあくまでもフィールドの審判員のサポートです。はっきりとした明白な間違いをなくすためのシステムでありますが、最良の判定を見つけようとするものではありません。
その判定ははっきりとした明白な間違いであったのか?が基本的なVARの考え方です。
ですからVARすべての事柄に介入するわけではなく、多くの人が判定が明らかに間違っていると思う場合以外は介入することはしませんしVARが入ればすべてが正確に判定されるというわけではありません。
VARがどのように行われるのかというと、上記の対象となりうるような事柄が起こるとVARが主審に伝えます。VARはチェックをし、「はっきりとした明白な間違い」ではないのであれば主審にチェック完了を伝え、検証が必要だと判断した場合、主審に提案をします。
主審は、レビューエリアまで行き、映像を確認し、最終判断をしピッチでそれを伝えます。
VRAが介入する事例 日本でもJ1リーグに導入予定
最終判断をくだすのはVARではなく主審です。
VARはあくまで主審のアシストが役割であり最小限の干渉というのが信条とのことです。
VRAが介入するのは
- 得点かどうか
- PKかどうか
- レッドカード(退場)に相当する行為かどうか
- 警告退場の人違い、退場処分、警告処分であったかどうか
この4つに加えて、その他に主審が確認できなかった重大な事柄(例えば、ペナルティーエリア内での守備側選手のハンドや相手選手をプレーとは関係ない場所で蹴る行為など)に介入します。
2018年のロシアワールドカップはVARを全試合・全会場で使用するワールドカップとしては初めてのケースでした。
日本では2020年にJ1リーグへのVAR導入が決まっています。
技術革新により便利なものになった、これで誤審が減るから安心、と思いきや一方で、VARにより、誤審が明らかになるため、判定を覆り、混乱が起きるという問題も起きているようです。
その他にも様々な問題が議論されています。
賛否両論のVAR 最終判断は人間が
ビデオ判定なんとほんと便利だなと思います。
学生のころクラスマッチで審判の役を何度かやらされて、判定に文句ばかり言われてブーイングばかり受けて、ほんとに嫌で嫌でたまりませんでした。
絶対に正しい完璧な審判なんて誰にもできない、文句ばかり言いやがって、こっちだってやりたくてやってるんじゃないのに、いっそのこと機械がやってくれればいいのに・・そう思っていました。
審判とは大変な仕事だと思います。
特にサッカーなんて判断がグレーゾーンの多い競技で審判なんて難しいと思います。言わば嫌われ役でしょう。あんな嫌な役回りをよくやると関心します。
VAR導入とはいえ最終的判断は人間である主審が下すので主観的が入る以上は不満や異論は残ると思います。
色々と論議がされていますが、明らかな誤審を避けるためのVARなのですからやはり役割は意味があると思います。
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