「2019年ヒット商品ベスト30」の2位に「タピオカ」が選ばれました。2018年に既に「第3次ブーム」といわれていいましたが消費量はさら拡大し、昨年の4.5倍に拡大したと聞きました。
大人気のタピオカですがその原料についてはご存知でしょうか。
タピオカの原料はキャッサバというイモの一種です。キャッサバの根茎から製造されたデンプンのことをタピオカといいます。
このキャッサバという食材は日本ではあまり栽培されておらず、ほとんど輸入品のようです。
キャッサバの原産地について調べてみました。
タピオカの原料「キャッサバ」について
キャッサバは常緑低木の根茎である芋類です。大きく分けて、苦味種と甘味種があります。
キャッサバ世界中の熱帯地域で栽培されています。
苦味種は、青酸配糖体という化合物を外皮に多く含みますが、大きな塊根を作るため、デンプン源作物として栽培されます。
甘味種は、毒抜きを行い茹でたりふかしたりすることで食用にされます。
味と食感は甘味の少ないサツマイモに似ています。
乾燥地帯でも酸性土壌でも育ち、地質を選ばずに栽培することができます。そのため世界の人口増加問題に対して米や小麦と同様の食材になりうるのではないかと考えられています。
カロリー生産量も一般的な食品作物と比べても優れており、限られた土地でも十分な食料供給ができる利点もあります。
キャッサバの原産地 主要10カ国
キャッサバは世界的に生産量が多い芋類です。
FORSTATの資料によると生産上位の国は
- ナイジェリア(アフリカ・生産量1位)
- タイ(東南アジア)
- インドネシア(東南アジア)
- ブラジル(南アメリカ)
- コンゴ民主共和国(アフリカ)
- アンゴラ (アフリカ)
- ガーナ(アフリカ)
- モザンビーク(アフリカ)
- ベトナム (東南アジア)
- カンボジア (東南アジア)
上記が生産主要10カ国です。(2012〜2018のデータが元となっています)
この10カ国が世界の生産量の6割くらいを占めています。
アフリカ、東南アジア、南アメリカなど熱帯の、主にサバナ気候の国で多く生産されています。キャッサバは日当たりがよく水はけが良い土地を好みそうなので熱帯の地域で栽培が盛んなようです。
一位のナイジェリアは世界の生産量の20%近くを占めます。
ナイジェリアは自国の 食糧事情の改善のための年々増産しています。
タイでは、おもに乾燥チップや澱粉の形で輸出するために生産されています。
日本でもキャッサバは栽培されているのか?
タピオカは大ヒット商品となり消費量も増えていますが
あの原料は日本ではほとんど手に入らないものなのですね。
食材としてのキャッサバは日本ではあまり馴染みのないものですが、
日本でも沖縄県や静岡県にキャッサバを生産している農家が存在します。
最近では群馬県でも生産されたとの情報もありました。
流行には無関心な私もつい先日初めてタピオカミルクティーを口にしました。
あのモチモチ感は癖になりそうです。
会社の女子がよく話題にしていたのはスルーしていましたが、女子が食いつくのもわかりましたw
タピオカの正体はキャッサバから製造されたデンプンとのことですからもしかしたら他の料理に入っていてどこかで食べていたかもしれません。
これからタピオカがマイブームになりそうです。(いまさらかーい!)
キャッサバの他の料理法についてもまた調べてみたいと思います。
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