2022年の日本シリーズ・ヤクルトvsオリックスで引き分けの試合がありました。この場合は最終決着はどうなるのでしょうか。第8戦までやるのでしょうか。過去の例などを調べてみました。
2022年日本シリーズ・ヤクルトvsオリックス第2戦は引き分けに!
2022年の日本シリーズはセリーグのヤクルトスワローズとパリーグのオリックスバッファローズの対戦です。10月23日の東京・神宮球場で行われた第2戦は延長十二回の末に引き分けとなりました。
日本シリーズ、延長十二回の末引き分け ヤクルトとオリックス https://t.co/IRyMtV0nXY
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) October 23, 2022
2022年の日本シリーズは延長は十二回までで、それでも決着がつかない場合は引き分けということになっています。
引き分けが発生したために第7戦でも決着が着かない可能性が出てきました。
第7戦までもつれた場合はともに3勝3敗敗1分けとなりますが、こうなった場合どうなるのでしょう。
日本シリーズ 引き分けの場合どうなる?
日本野球機構のSMBC日本シリーズ2022開催要項によると
一方のチームが4勝した時点で日本シリーズは終了
引き分け試合があったことにより、第7戦を行ってなお優勝が決定しない場合には翌日第7戦を行った球場で第8戦を行う。さらに第9戦が必要な場合には、1日移動日を設け、もう一方のチームの球場で行う。
引用:NPB.jp
ということになっています。
ルール上4勝目で決着ということになっているので4勝するまで行なうことになっています。
7戦目で決着がつかなかった場合はその翌日に第8戦目が行なわれます。
8戦目でも決着がつかない場合9戦目も行なわれます。
どちらかが勝つまで終わりません。
ただし第8戦以降は延長戦は無制限で行われます。
延長回は、第7戦までの各試合では12回をもって打ち切りとし、第8戦以降は延長回の制限を設けない。
なお、第8戦を行う場合は第7戦を行った球場で行なわれることになっています。
2022日本シリーズ第8戦の日程はいつ?球場はどこで?
2022年の日本シリーズは試合の日程と球場は以下のように予定されています。
第2戦 10月23日(日) 明治神宮野球場
移動日 10月24日(月)
第3戦 10月25日(火) 京セラドーム大阪
第4戦 10月26日(水) 京セラドーム大阪
第5戦 10月27日(木) 京セラドーム大阪
移動日 10月28日(金)
第6戦 10月29日(土) 明治神宮野球場
第7戦 10月30日(日) 明治神宮野球場
第8戦目が行なわれるとしたら、第7戦の翌日に行われるので日程は10月31日(月)ということになり、どこで行われるかというと第7戦がおこなわれた場所で行われるので球場は神宮球場になります。
8戦目までもつれるとヤクルトが有利ですね。
さらに第9戦が必要な場合には1日移動日を設けてオリックスの本拠地の京セラドーム大阪で行なわれることになります。
8戦目が延長無制限で行なわれるので9戦目になるというのはちょっと考えにくいですね。しかし何らかの理由で8戦目が続行できない事も可能性がないわけではないので絶対ないとは言い切れません。
日本シリーズの引き分け 過去の例
2022年日本シリーズのヤクルトvsオリックス第2戦の引き分けは2018年の広島対ソフトバンクの第1戦以来です。ソフトバンクは1敗1分けから4連勝して4勝1敗1分けで優勝しました。
過去に日本シリーズの引き分けは以下の通りです。
- 1953年 巨人vs南海 第3戦 優勝巨人 4勝2敗1分
- 1957年 西鉄vs巨人 第4戦 優勝西鉄 4勝1分け
- 1962年 東映vs阪神 第3戦 優勝東映 4勝2敗1分
- 1975年 阪急vs広島 第1戦,第4戦 優勝阪急 4勝2分け
- 1986年 西武vs広島 第1戦 優勝西武 4勝3敗1分
- 2010年 ロッテvs中日 第6戦 優勝ロッテ 4勝2敗1分
- 2018年 ソフトバンクvs広島 第1戦 優勝ソフトバンク 4勝1敗1分
1975年の阪急vs広島戦は2回引き分けがありました。
1975年10月30日、阪急対広島日本シリーズ第4戦、広島は先発外木場義郎、阪急は足立光宏ー戸田善紀ー山口高志とつなぎ、延長13回その山口が二死から適時打、だが広島はその裏二死満塁の場面で佐野嘉幸が中前安打で同点、だが2塁走者が福本豊の返球でアウト、引き分け。日刊75.10.31 pic.twitter.com/Ickz2eCuiR
— 振り逃げ満塁ホームラン (@furinige2013) October 31, 2016
今回の2022年のヤクルトvsオリックス第2戦は日本シリーズ9度目の引き分けになります。
日本シリーズで第8戦が行われたのは何回?
日本シリーズで過去に第8戦が行われたのは1986年の西武vs広島の1回だけです。
西武は初戦を引き分けた後に3連敗しますが第5戦から4連勝、8戦目を制した西武が4勝3敗1分けで優勝しました。
日本シリーズが第8戦まで行われたのは、1986年西武対広島しかありません。初戦が引き分けた後、広島が3連勝しましたが、その後西武が4連勝し大逆転日本一を決めました。 pic.twitter.com/qsA1RJZc4R
— よしあきら (@yoshiakira2ndg1) October 23, 2022
ただし当時の規定では試合時間が4時間半を超えたら引き分けとなっております。
この結果から1987年以降は延長は時間無制限の18回まで、第8戦以降は回数制限なしへルール変更されました。
1994年には延長が15回までに短縮され、2018年以降は延長12回までに短縮され現在のルールに至っています。
延長回数が減るということは引き分けの可能性は増えているということになりますね。
もし2022年のヤクルトvsオリックスで第8戦が行われたとしたら日本シリーズ史上36年ぶり2度目の8回戦ということになります。
なお、第9戦目になったことは今までありません。
日本シリーズで引き分けが2回の場合はどうなる?
日本シリーズでもし引き分けが2回あった場合、7試合終えた時点で3勝2敗2分というケースが考えられます。
その時はどうなるのでしょうか。
3勝したチームが優勝という扱いでいい気もしますがそうはなりません。
一方のチームが4勝した時点で日本シリーズは終了
引用:NPB.jp
日本シリーズはどちらかが4勝するまでやるルールになっているのでこの場合は8戦目に突入します。
引き分けが2回あったケースは1975年の日本シリーズ阪急vs広島があり、第1戦と第4戦が引き分けでした。
しかし4勝2分けで阪急が優勝して第7戦までもつれることはありませんでした。
2022年10月27日の第五戦で両チーム2勝2敗1分けとなりました。
日本シリーズ2度目の8回戦が現実味を帯びてきましたね。
いずれにしても楽しみが増えるというものです。
2022日本シリーズの引き分けの場合についてでした。
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