亀井静香元衆院議員が政界を引退して2年が経ちました。
今年の春の叙勲で、旭日大綬章を受章され、現在は83才です。
2017年、衆議院解散に伴い引退表明した亀井静香さんは現在は事業家として太陽光発電事業を行なっている会社に勤めているとの話を聞きました。
80を過ぎてもご活躍されているとのことで気になるので調べてみました。
警備会社の代表取締役会長に 合弁会社を設立
亀井静香さんは現在、株式会社 ジェイ・エス・エス(1988年設立)の代表取締役会長に就任しています。
こちらの会社は航空保安事業、危機管理コンサルティング事業、交通管理事業、総合施設管理事業などの総合安全サービスの提供を事業内容とする警備会社です。
社員数が1,800名以上ですから大きい会社ですね。
特別顧問には盟友石原慎太郎さんの名があります。
この会社は警察庁の依頼によりJALとの共同出資で設立したコントロールリスク会社とのことで、空港の出入国の警備業務や国内の警備事業を行うそうです。
そういえば亀井さんは政治家になる前は警視庁に勤めておりましたね。亀井さんは警察官として長官官房調査官まで勤めました。
亀井さんはこの会社で警備員をしているのではなく(当たり前だ〜)、MJSソーラー株式会社という合弁会社を立ち上げ代表取締役会長に就任しています。
合弁会社とは特定の事業を行うために複数の会社の出資により設立される会社のことです。
各地に太陽光発電所の建設を着手
亀井さんは政界で活躍していた頃、東日本大震災に伴う福島原発の災害から一貫して脱原発を主張していました。
自然エネルギー事業への参画を進め、再生可能エネルギーの普及をめざすためにこの会社を立ち上げました。
この会社で国内におけるバイオマス発電、メガソーラー建設に着手しています。
「脱原発はできるんだぞ。でも、だれもやろうとしないからさ、どうやったらできるかを俺が考えることにしたんだよ」
亀井さんは昨年兵庫県丹波市太陽光の「市島発電所」の建設に臨みこのように語っていました。
この丹波市の発電所の完成は2021年夏を予定しており完成すれば発電能力は8900世帯分(丹波市の35%)を賄えることができるそうです。
他に埼玉県本庄市の80ヘクタール以上のゴルフ場跡地も確保しており、14万8千枚のパネルを並べ40メガワットの大規模な太陽光発電所を建設する予定です。
また、奈良県五條市の養鶏場跡地も取得しており地元の木材を活用した10メガワットのバイオマス発電所を建てる予定です。
亀井さんは、太陽光の方が原発よりも安く電力をつくれるはずだが、事業にするには費用がかかり、成功するかのリスクがあるのでやろうという人がなかなか出てこない、だから自分が挑戦するのだ、と語っています。
引退後、傘寿を過ぎても精力的に活動
政界を離れ、80を過ぎてもまだまだ日本のために、社会のために精力的に取り組む姿は素晴らしいですね。頭が下がります。
僕は亀井さんよりウン十才も若いのですが自分が同じ年になった時に同じようにできるかといったら・・・?です。
亀井さんはとてもバイタリティのある方ですね。
理想の年の取り方なんて考える時がありますが、ああいう風に自分も年を取れたらなんて考えます。
なかなかそのような老人は周りにはいないし、目のあたりにしたこともほとんどないです。うちの社長なんかほんとクソじじ・・・っいや!失敬!
亀井静さんは傘寿を過ぎても、自分のことを「俺なんかまだ鼻垂れ小僧さ、亀は万年だから」と語っております。
座右の銘は”至誠一貫”だそうです。
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