NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第25回「天が望んだ男」で源頼朝(大泉洋さん)が落馬して、鈴の音が響き渡り、近親者らが次々とその音に気付くシーンが描かれました。しかし、小四郎・北条義時(小栗旬さん)だけには鈴の音は聞こえない様子でした。これは何故なのでしょうか、どんな意味があるのでしょうか。
鎌倉殿の13人・頼朝落馬で鈴の音が聞こえたのは誰?共通点は?
鎌倉殿の13人でいよいよ頼朝の最期の時が来ました。
頼朝落馬のときに鈴の音が聞こえたのは近親者や御家人たちでした。まるで虫の知らせようでした。
鈴の音を感じ取る人々…
頼朝死後、熾烈な展開を繰り広げる面子😱#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/Y88Nhrs6Ik— 弾正 (@naoejou) June 26, 2022
北条政子(小池栄子さん)、畠山重忠(中川大志さん)、源頼家(金子大地さん)、和田義盛(横田栄司さん)、三浦義村(山本耕史さん)、大江広元(栗原英雄さん)、梶原景時(中村獅童さん)、比企能員(佐藤二朗さん)、北条家の継母・りく(宮沢りえさん)
北条義時(小栗旬さん)は鈴の音に気付いた様子はなく、父・北条義時(坂東彌十郎さん)は描かれていない。
時政でなくりくに聞こえていたのもなぜなかと思う。
聞こえた人たちには何か共通するものがあるのでしょうか。
その後に何か事を起こす人である暗示なのかと思ったのですが。
梶原景時の変、比企氏の変、畠山重忠の乱、和田合戦とこの後もイベントが目白押しですが。
でも三浦義村も大江広元も生き残るんじゃなかったか。天寿を全うできない人というわけでもなさそうです。
まったくわかりません。
なぜ小四郎・北条義時にだけ鈴の音が聞こえなかった?
小四郎・北条義時には聞こえなかったようですが、何故義時だけ聞こえなかったのでしょうか。
ネット上でも色々な意見が交わされていました。
小四郎にだけ鈴の音が聞こえなかった理由、頼朝に代わって小四郎が天に選ばれた=権力争いの勝者説を推したい
— チバ (@chiba_gt400) June 26, 2022
鎌倉殿の鈴のシーンまた見てきた。あれってやっぱ次に天に選ばれた2人って意味で、時政と義時には聞こえなかったんじゃないの?
北条がこれから源氏の後継者ですよ、みたいな— クリアなんとかがんばる勢 (@dhiolani) June 27, 2022
義時が頼朝の次に天に選ばれたというとらえ方もあります。北条が源氏の後を継ぐというようなことを示唆しているのかもしれません。
この話のタイトルも「天が望んだ男」でしたが、これは義時のことを指すのかもしれないですね。
鈴の音というとは魔除けという意味がありますが、魔除けの鈴の音がならずとも天の加護があるということなのか、頼朝と義時との関係は天も介在しないということなのか?
ところで小四郎のこの日の行動にはちょっと引っ掛かるものもありました。
義時の行動に違和感!頼朝の水を汲みに行ったのは何故?
「天が望んだ男」での義時の行動には何点か違和感を感じました。
政子が頼朝のために水を汲みに行こうとしたのをわざわざ制して自ら行きました。
やはり義時が毒を盛ったのではと考えてしまいますね。そう考えいるひとも多いようです。
おそらく 水筒の水を汲みに行った小四郎が 毒を盛った。
落馬の原因かはともかく 頼朝は それを飲んだ。
鈴の音(虫の知らせ)は小四郎には聴こえなかった。なぜなら死を知り得たから。
そしてあのシーンで小四郎が手を合わせていた理由は頼朝の死に関係している可能性を示唆— ブラックロータス (@FNt0129) June 26, 2022
義時は餅をのどに詰まらせた頼朝を救いましたが、内心このまま・・と願っていた?今なら自分が渡す水も口をつけるはずと・・・
本人は頼朝が最期を迎えることを知っていたので虫の知らせ=鈴の音も何もなかったのでは?
義時が鎌倉殿と別れて、最後の鈴の音のシーンでは義時だけは誰かのお墓の前でお祈りしていましたがあれはなんだったのでしょう。
お祈りをしていたのは兄・宗時(片岡愛之助さん)かな?墓前に報告していたとか。
そうだとしたら非常に怖いですね。
鈴の音が鳴ったのは一度だけでなく、頼朝落馬前にも鎌倉殿の部屋で鈴の音が鳴っていますが、その時も義時には聞こえていませんでした。義時に鈴の音が聞こえないことが強調されています。
しかし、今までの流れからして義時が頼朝に毒を盛るなんてことは考えらないですね。
三谷幸喜の頼朝最期の描き方は?鈴の音の意味は?
確かに義時には毒を盛るチャンスがありましたが、その前に頼朝と盃を交わしている時政にも機会があったし、握り飯を差し出した和田義盛にもその機会はありました。
史実では頼朝は落馬して亡くなったことが定説になっていますが、闇討ちされたという説も確かにあります。
脚本家の三谷幸喜さんは視聴者がそういうことを思いつくかもしれないと思って仕組んだ演出なのかもしれないですね。
表面的な史実をなぞりつつの毒が盛られたかもしれないことを示唆するような。諸説ある頼朝の最期をいろいろな解釈をできるようにしたという狙いがあったように思います。
三谷幸喜さんは頼朝の最期は静かに向かわせてやりたかったという趣旨のことも話しています。
三谷幸喜が語る、源頼朝の“最期”の描き方…演じる大泉洋への賛辞も「彼以上にこの役を演じきれる人はいなかった」#三谷幸喜 #大河ドラマ #鎌倉殿の13人 #小栗旬 #大泉洋 #インタビュー https://t.co/3foPJ3vKRh
— ザテレビジョン (@thetvjp) June 26, 2022
やはり義時が毒を盛ったということはなかったのではないでしょうか。
結局考えてもわからないので次の回では明かされるのか、もっと先になって明かされるのか、待つことにします。この先見続けて同様の演出が出てくるかもしれません。
もしなかったら、どんな意味があったのか放送終了後とか三谷さんに語ってもらいたいですね。
鈴の音について調べてみましたが、鈴というのは縁起物で鈴の音が聞こえるのはいい意味を示すことが多いようです。「厄が払われた」「祝音」「魔除け」など。
そのほかにも「誰かが呼び出している」という意味もあるらしいです。
そうすると義時は天から呼び出されなかったということにもなりますが・・・

義時にだけ鈴の音が聞こえなのはなにか意味はあるでしょう。
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