北京オリンピック2022で選手村入りした各国選手たちから室内に設置されたベッドを絶賛する声が多数上がっています。どんなベッドなのか、サイズや値段など調べてみました。また東京五輪のベッドとも比較してみます。
北京オリンピック 選手村のベッドの仕様・サイズは?
北京オリンピックの選手村のベッドがすごいとの評判です。
サマー・ブリッチャー選手が、北京五輪選手村の部屋の様子を公開。
2021の夏季東京大会の段ボールベッドより、「北京の調節可能なベッドの方がいい」と発言し、注目を集めています😮▶️まもなく開幕、北京五輪…選手村のベッドを米選手が公開「ダンボールじゃない」https://t.co/YwPsfNwdzc pic.twitter.com/xBdXYlC6Pj
— Business Insider Japan (@BIJapan) February 2, 2022
北京オリンピック選手村のベッドについて中国メディアの説明では様々な技術が施されているようです。
選手村施設運営チームの王泓森氏によると、このベッドは人間工学に基づいており、自由に昇降角度を調整でき、さまざまな使用シーンに応じて背中を最適にサポートし、体圧を十分に分散させ、血行を促進し、競技中の緊張やストレスを和らげることができる。
引用:人民日報
選手たちの声やメディアの情報をまとめると北京オリンピック選手のベッドの機能は
- 電動リクライニング8段階に角度調整
- リモコンでリモート操作
- 無重力睡眠が楽しめる
- 脈拍や呼吸などの健康状態がチェックできる
といったところです。
ベッドの大きさは縦2メートル、幅1.2メートルです。ベッドサイズでゼミダブルになります。
電動リクライニングベッドが採用されているなんていいですね。睡眠に快適なポジションの調節できます。ハイスペックな介護ベッドといった印象です。
キングズベリー選手がフレームを叩いていて確認していましたが音から判断すると木製フレームのようです。
選手村ベッドのメーカーを特定?中国企業?値段(価格)は?
北京オリンピック選手村のベッドのメーカーや値段については以下のような報道がありました。
同紙はベッドは米国の企業が製造しているもので、実際に使用されているモデルは分からないとしながらも価格はツインXLサイズが最低649ドル(約7万1390円)から販売されていると伝えている。
引用:日刊スポーツ
アメリカの会社が造っているものだということですがこの同紙というのはイギリス大衆紙デーリー・メールのことです。
デーリー・メールを確認したところ「Ergomotion(エルゴモーション)」という名前が出てきました。
On Ergomotion;s website, there is a Quest 1.0 Adjustable Base in Twin XL for $649, and a Quest 2.0 Adjustable Base Twin XL for $1,149
こちらがベッドメーカーのようですね。
Ergomotionはアメリカのカリフォルニア州を拠点とするメーカーです。中国にも拠点があるそうです。
Ergomotionの公式サイトには確かに該当サイズのベッドが価格7万円台で販売されていました。サイトから購入もできるようです。
北京オリンピックの選手村のベッドについてはモデルは不明のようなので正確な値段はやはりわかりません。
サマー・ブリッチャー選手が投稿した画像、ベッドの電動リモコンに「Softide」というロゴがあります。
この会社のロゴのようです。http://www.softide.cn/
この会社はKeeson Technology(キーソン・テクノロジー)という中国の企業です。
キーソン・テクノロジー(麒盛科技股分有限公司)は、主にスマート電気ベッドと関連製品の研究、開発、設計、製造、販売を行う中国の会社である。
キーソンの公式サイトには「北京2022年冬奥会和冬残奥会官方智能床供应商」との表記があります。
日本語にすると「2022年冬季オリンピックおよびパラリンピックの北京の公式スマートベッドサプライヤー」となります。こちらの会社でもベッドを提供しているようですね。
東京五輪の段ボールベッドと比較!狭い?硬い?
東京オリンピックでは選手村のベッドは日本製のダンボールベッドが使用されました。
このベッドは日本の総合寝具メーカーエアウィーヴ社の提供です。
多くの方からご質問いただく、「なぜ90cm幅なのか」ーー実はこんな理由があるんです🤭🛏 #Tokyo2020
あの「段ボールベッド」誕生舞台裏 耐荷重200kg、オリパラ選手たちに想い込めた工夫 | THE ANSWER https://t.co/BijOkwBgyP
— airweave (エアウィーヴ) 公式 (@airweave_) August 4, 2021
幅90センチ、長さ210センチ、高さは40センチです。北京五輪のベッドに比べると幅が30センチ小さいです。
価格はマットレスなど各寝具を含めて15万~25万円ほどと言われています。
フレーム素材はダンボールですが耐久性は200キログラムの荷重に耐えられます。北京五輪のベッドの耐荷重については特にまだ情報は出ていません。
大会中にはイスラエルの野球選手がベッドの上を飛び跳ね破壊する様子を投稿して炎上する騒ぎもありましたがこれはむしろ耐久性が証明されたと思います。
東京五輪のダンボールベッドについては「狭い」「硬かった」「快適ではなかった」などの一部の選手からは不満の声が確かにありました。
北京五輪のベッドを見てブリーチャー選手は東京五輪の段ボールベッドとは違うと言って話題になりました。東京五輪の段ボールベッドから格段にレベルアップしていると報じられました。
確かに段ボールベッドはリクライニングはしませんからその点大きな差かもしれません。
東京五輪で段ボール製の素材が採用されたのは五輪終了後に廃棄できて環境に優しい地球環境への配慮という理念がありました。そのような背景が報道されないのは残念です。
北京五輪・選手村の部屋の中を動画・画像で紹介!広さや間取りは?
選手村のベッドがすごいとの評判!北京五輪選手たちの声 寝心地は?
リュージュ米国代表のサマー・ブリッチャー選手がベッドに関するする投稿をしました。
アメリカ リュージュ代表 Summer Britcher(サマー・ブリッチャー)選手
北京オリンピックのベッドはリクライニングして東京オリンピックのベッドとは違うと発言 pic.twitter.com/G86qOhrRQB— monster_disorder_もんでぃす (@disordermonste7) January 30, 2022
リモコンを使ってベッドの高さや角度を調整しできることを紹介していました。
カナダのモーグル代表のミカエル・キングズベリー選手はベッドの毛布をめくって骨組みをたたいて確認していました。
Everyone who’s asking⬇️ pic.twitter.com/ZQtPd4SRIW
— Mikael Kingsbury (@MikaelKingsbury) January 27, 2022
日本女子モーグル川村あんり選手もベッドについて感想を述べていました。
北京のベッドは可動式だし寝心地◎ですが、東京オリンピックのダンボールベッドでも寝てみたかったなーなんて思っております😋私の場合、どこでも関係なく寝れてしまうのですが笑。どのベッド、どの物にも考えて作ってくれた人がいるので、感謝の気持ちを忘れずに過ごして行きたいなと思います🥰👀
— 川村あんり Anri Kawamura (@Anri_kawamura) January 30, 2022
寝心地はよさそうらしいですね。
他にも概ね素晴らしいと大喜びする選手の声が多いようですね。
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