元WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)がWBAの最新世界ランキングから除外されました。
ネリは2019年10月31日更新のランキングではWBAバンタム級の5位にランクされていましたが、世界王座挑戦権を有する15位以内から除外されました。
ネリは11月23日に予定されていた元IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦の前日計量で1ポンドオーバーで試合は中止となりました。ネリの体重超過は、2018年3月の山中慎介戦でもあったことであり、大変批判を受けていました。
海外の反応 ボクシングファンのツイッター
以下は、海外ファンはボクシングファンのツイッターの怒りの声です。
「またしても計量失敗」
「今回の最新の失敗で重罪に処されるべきだ」
「この期に及んで、なぜネリはバンタム級でウェートを作ろうとしているのか」
その他に、ルイス・ネリは終わってる、汚れたインチキ野郎に成り下がった、昇級して茶番を止めるべきだ、バンタム級から永久追放、、またしてもか、恥だ、彼の悪名がまた高くなった・・・
など、怒りが爆発しています。
また、とって最も楽しみにしていたのに、ウエイトくらい作ってくると思っていたのに・・・
など、嘆きの声もあります。
今回のネリの体重超過は1ポンドということで、何故1ポンド落とそうと努力しなかったのか?最軽量に向けて減量をしなかったのか、という声もありました。
井上尚弥のツイッター 米メディアの反応
また、WBAスーパー&IBF王者・井上尚弥選手も自身のツイッターで「ボクシング界から追放でいい」などと投稿しています。この井上選手の投稿に答えてアメリカの専門メディア「ボクシングニュー」が反応しています。
イノウエは、この件はネリを追放するには十分だと感じているようだ。なぜなら、過去2年間において、他の2試合でも体重オーバーしたことがあるからだ。トータルでネリは過去9試合の内、3試合で体重オーバーしている」
3試合とはロドリゲスと冒頭で述べた2018年3月の山中慎介氏戦と、もう一つは7月のフアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)戦のこと。パヤノ戦では前日計量で1度目で超過しています。(1時間後の再計量でパス。)
度重なる体重超過でバンタム級にとどまることの限界を指摘しています。そして階級を上げる方向へ世間の意見が向くことも指摘していますが、今の状況で階級を変えるのは簡単なことではないとも指摘しています。
その一方で、試合を拒否したロドリゲスについても言及しており
「ネリがただ1ポンド超過していただけだが、ロドリゲスは戦いたくなかったことは興味深い。」と皮肉を込めたコメントも。
この試合のファイトマネーはネリはロドリゲスの4倍以上も受け取る予定だったとか・・・再計量を拒否して金銭交渉で試合を成立させようとした姿勢にも批判が集まっています。
ルイスネリ 無敗のまま王座剥奪
ロドリゲス戦はルイスネリの1ポンド超過で試合中止になりました。
1ポンドというと約450gです。素人目ですがなんとかならない数字ではないとは思うのですが・・・。
ルイスネリ選手は2018年3月の山中慎介戦で体重超過したときは母国メキシコでも大変批判を受けたそうです。母国で批判を受けるとは・・・
このため王座を剥奪されましたが、これまでの戦績は30勝0敗(24KO)と、今まで負けたことがありません。無敗のまま、王座を剥奪されたんですね。
ランキングから除名されてしまいましたが、まだ若いしまだまだこれから行けそうな気がするんだけどな・・・
ただ、僕が対戦相手だったら、相手が体重超過だなんて聞いたら、
ファイトマネーの交渉を持ちかけてきたら・・・
「ふざけんな、コノヤロー!リミットまでに意地でも体重落としてこんかーい!!」
てなるかな。
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