近頃米国で、ファストフード店でチキンサンドを手に入れるため列に並んでいた客同士が争いを起こし絶命させてしまったという事件が起き話題になりました。
このファストフードとは「ポパイズ ルイジアナ キッチン( Popeyes Louisiana Kitchen 以下、ポパイズ)」といいフライドチキンが売りの米国のファストフードチェーンです。
日本では馴染みがないかもしれませんがアメリカでは有名なファストフードチェーンです。
米国ではチキンサンドが爆発的なブーム
ポパイズは8月に新商品のチキンサンドを発売しましたが、人気にがありすぎ全米の店舗で即座に完売、約2カ月分の在庫が2週間ほどでなくなってしまいました。
そして11月に販売が再開されるや店舗に客が押しかけ、完売でキレる客など、トラブルが続いているそうです。
いったい何故それほど人気なのか・・・
現在全米ではチキンサンドが爆発的なブームとなっていてファストフード業界では重要な商品になっています。
米国のファストフード店の売上高ランキングは1位はマクドナルドで2位はスターバックスでしすて3位には「チックフィレイ(Chick-fil-A)」いうファストフード店がランクインしています。
チックフィレイというファストフードチェーンはチキンサンドのシェアでトップを走り爆発的な人気を保っています。
日本人にあまりなじみのないチェーン店ですが5年連続2ケタ台の売上高の伸びを記録して、競合他社も目が離せない存在になっています。
このチックフィレイがチキンサンド人気をけん引する形で、現在全米のファストフード業界ではチキンサンドのシェアを狙って各社で激しい競争が行われています。
全米で爆発的人気 ポパイズのチキンサンド
今回騒動となったポパイズのチキンサンドは非常にシンプルなチキンサンドです。
この商品はポパイズの新商品であり、それまで、ポパイズのメニューはフライドチキンなどの揚げ物が中心で、バーガー類は一切ありませんでした。
ポパイズは新商品チキンサンドを投入し、このチキンサンド競争に真っ向から参戦しました形になります。ポパイズはソーシャルメディアを使った巧みなマーケティングにより脚光を浴び、ブランド認知度を上げることに成功しました。
また、影響力のあるオンラインコミュニティーで、ポパイズのチキンサンドが注目されたことも人気を後押しする要因になりました。
ポパイズが米国南部で創業しているということが「ソウルフード」的なルーツも影響して、特徴的でノスタルジックな風味が消費者の味覚や心をつかみました。
このようにポパイズはアメリカで「マクドナルド」や「ケンタッキーフライドチキン」と肩を並べるほどの有名なファーストフード店です。
アメリカで2000店舗以上、現在ヨーロッパ、東南アジアなど世界20カ国以上に展開してますがまだ日本に上陸していません。日本ではほとんど知られていないのが現状です。
日本でポパイズを食べるには 実はこんなところに店舗が
日本には店舗がないので外国に行かなければ味わえないのですが、外国に行かずに日本でも食する方法があります。
実は日本の米軍基地内にその店舗が存在しています。
神奈川県座間市の在日米陸軍キャンプ座間の基地内のフードコートには「バーガーキング」「サブウェイ」といったおなじみのファストフードチェーンが並んでいますがその中にポパイズが存在します。
基地内ですから当然関係者以外の人間は入れないのですが、年に数回のイベントで一般開放され、その日だけは中に入ることが出来ます。
このタイミングでポパイズを味わうことができるそうです。
ポパイズは他に横須賀基地、佐世保基地に、また立川基地、三沢基地にもあるという情報もありました。他にもあるかもしれません。
基地内にはポパイズ以外にも日本未進出の店舗があるそうで、一般公開ではフードコートが毎回人気だそうです。
一般公開のイベントは年3回ほど行われるそうなので、興味のある方は各基地のイベント情報などを確かめてみてはいかがでしょうか。
チキンが定番商品のようですが、話題の「チキンサンド」がメニューにあるのかは不明です。
ポパイズのチキンサンドを食べるには確実なのは現地アメリカに行くことでしょう。
しかし、チキンサンドを巡り、銃で店員を脅したり、腹を立てた客が損害賠償を求めて提訴したり、行列の順番をめぐり絶命させる事件が起きたりなどしているそうです。ありえないですね。
一体どうなっているんでしょう。
ソールフードのノスタルジックな風味というのには興味がありますが・・・
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