カルロス・ゴーン氏は2019年12月29日関西国際空港からプライベートジェットで日本を出国し、トルコで航空機を乗り継ぎレバノン入しました。
このとき日本出国で使用した機種についてはトルコの民間航空会社が運航するチャーター機でしたが機種についてもわかりました。
カルロス・ゴーン氏が逃亡に使用したジェット機の機種
ゴーン氏を運んだというプライベートジェットはトルコの民間航空会社MNGジェットが運航する、登録記号「TC-TSR」のチャーター機でした。機体記号の「TC」はトルコ国籍の機体であることを示しています。
このチャーター機の機種は
ボンバルディア グローバル・エクスプレス
Bombardier
BD-700 Global 6000
です。
カナダのボンバルディア・エアロスペース社開発のビジネスジェットで、航続距離約11,000 kmを燃料補給することなく運航できる高性能ジェット機です。
90年代から開発されボンバルディア グローバル・エクスプレスとしてシリーズ化され、数種類の派生機種が開発され続けています。
この機種の開発には日本企業の三菱重工も開発に携わっています。
主翼・中胴・中央翼の製造を担当しています。
全長 | 30.30m |
全幅 | 28.65m |
全高 | 7.57m |
エンジン | BR710A2-20 |
最大巡航速度 | M0.89 |
最大離陸重量 | 43.091kg |
乗員/乗客 | 2-4/8〜19人 |
航続距離 | 11.131km |
エンジンはロールス・ロイス製で、VIPシート、調理スペースなどもあり、快適性も群を抜いています。
前澤友作氏も所有 値段は?
MNG ジェットはチャーター機の運航などを手掛けるトルコの会社です。
MNGによると、2019年12月にプライベートジェット機を利用した顧客がいたが、契約ではゴーン被告の名前はどの公式文書にも載っていなかったとし、機体はMNGが保有のものではなかったが、同社が運航したといいます。
ゴーン氏の所有機ではなくチャーター機なんですね。
尚、MNGジェットは同社のチャーターサービスを違法使用したとしてゴーン氏を告訴しました。
このボンバルディア グローバル・エクスプレス 6000 シリーズは前澤友作氏が所有するジェットと同シリーズです。
売りに出して話題になったアレです。
前沢氏は購入価格を約50億円と過去にツイッターなどで明かしていました。
前澤氏所有の年式くらいの中古機体が約37億円前後で取引された例があるそうです。
現在このグローバル6000シリーズは内装や個別の仕様によりますが新造機で約70億円と言われています。
プライベートジェット機で逃亡とは・・・
このような逃避行は十分な資金があり、世界中に顔が利く人物でなければ出来ないことでしょう。乗り継ぎも含めると用意周到でなければできないと思います。
良い悪いは別としてスリリングな映画の脱出劇みたいな感じがしました。
ゴーン氏にとっては「してやったり」って感じなのでしょうか。
とはいうものの、こうあっさりと海外へ逃亡されるのもやはりおかしいんじゃないかと思うわけで、こういうのをうやむやに終わらせてほしくはないです。
プライベートジェットって何十億って単位で、とてもじゃないですが手が届かない世界です。
逃亡にジェット機なんて発想すら出ません。
でも今回はチャーターなんですね、チャーターならいくらくらいのものなのでしょうか。
僕もジェット機でどこかへ逃亡したいです・・・
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